文化の違い
ここは、上野鈴本演芸場であるが近代的ビルの中に収まった演芸場とは言えここで演じられているのは正統派の寄席・講談など日本の伝統芸術に近い歴史ある演じものが残っている場所でもある。
最近は関西の漫才はすたれ、吉本興業を主体にしただじゃれに近いものが若者に受けて隆盛の限りだ。 テレビ出演で、歌って踊ってだじゃれを飛ばしていれば受けるお笑いとは、単純明快にして深く考える必要がない。
えらいくさして申し訳ないが、面倒くさいことが嫌い、何でも自由に手に入ることを会得してきた今時の若者にとってはジャストフィットしているのかも知れない。これも切り替えが効けば良いのだが・・・
ところで、ここの演芸場は入ってびっくり設備はすごい。奥に深く続く入り口の先には立派なエスカレーターがあり、それに乗って3階まで行くとホールへと繋がっている。中には何でも売っている売店があり、飲食しながら寄席や講談が楽しめるしおいしい「志の多寿司」が評判だそうだ。イスには小さいテーブルまでついていて、さながら新幹線に乗って寄席を聴くようなものだ。
寄席とは何ぞや、いまのように娯楽が少ない江戸時代の初期に始まったこの娯楽、当初はお寺や神社の境内の一角で不定期に行われていたそうだ。これが専門的に行われるようになったは、1798年に台東区は下谷神社の境内で、そこには寄席発祥の石碑が建っているそうだ。ちなみに初めての寄席を行ったのは、初代・三笑亭可楽という人だそうだ。
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