旅行・地域

ミシュラン効果はこんなところにも

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高尾山山頂とその展望

 高尾山と言っても、東京近辺の人しか知られていない山なのだが、最近は外国人観光客の姿が目に見えて増えているとのことだ。八王子観光協会と市が調査したところによると、昨年発行されたミシュランの観光ガイドの三ツ星に認定されたことによるブームだと思われている。

それによると、入山者は11月3日に2万818人、23日が7万4359人と両日とも昨年の同日比で見るとほぼ倍増しているとのことである。そのうち外国人は3日に493人、23日は1747人と昨年を大きく上回った。4日間にわたる計1266人の外国人観光客へのアンケートを行った調査では、国・地域別ではもっとも多かったのが中国人319人、次いで韓国196人、アメリカ118人、インド102人、フィリピン68人の順になっている。

このうち初めて訪れた人が、約9割を占めている。そのきっかけは、「家族や知人に聞いて」「メディアの紹介を見て」などが多かったと言う。

八王子市では、これまでも外国人観光客向けに、英語や中国語・韓国語併記の案内板、パンフレットなどを作って来た。しかし、ここにある薬王院など歴史・文化にまつわる価値の紹介などについては十分な説明が出来ていないという声も出ている。今後は、それらに対しても大学が多い地理的条件を生かして、学生や留学生による通訳ボランティアの育成に乗り出したいとの意向を示している。

同協会では、将来を見越して「今後はますます外国人観光客が増える可能性があり、出来るだけボランティアを育成したい」としているそうだ。

 

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街を見直して見ては

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 先頃行われた「東京マラソン」は大成功に終わった。世界の大都市であのようなマラソンは数多くあるが、歴史が浅いマラソンの割には上手な運営が行われているからなのだろう。

ところで、国の内外からあれだけの参加者が集まり、街の中心部を走り抜け東京の良さを発見できる催しには観光政策としても大変効果が大きいと思える。しかし、それは一過性のものであってはならないはずだ。

 それにしても日本の内需は相当落ち込んでいる。それに比べアジアの周辺諸国の経済成長率は躍進著しいとの報道がなされている。政治が低迷していて、国民の生活が元気がない分をこれら外国観光客で内需を盛り上げ景気浮揚を考えるのがいまの課題ではなかろうか。

 この写真を見て、東京の景色なのかと違和感を持つ人も多いことだと思う。
ここはフランスのパリでは?と錯覚しそうな風景だ。それもそうだろう、2枚目の写真はフランスはパリ市長から送られた銅像なのだから。この川はセーヌ川ならぬ隅田川である。各国の観光地で有名な都市は川を観光資源として活用している。東京よ、もっと隅田川を観光資源として活用せよと言いたい。 

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美しい国が崩れて行く

250pxe38392e3838ee382ade4babae5b7a5 ウサギ追いし彼の山・・・かっての日本の山村は、本当に心安らぐ美しい国の源でもあった。いま国は格差問題が論議され、地方と都市の大きな経済的な乖離が深刻な問題になっている。人口は高齢化が進み、田舎に住んでいた若者は都会に出たっきり帰って来ない田舎の集落が大変な数に上っている。65歳以上が50%を超えて冠婚葬祭など共同体としての行事が維持できなくなって、村そのものが維持の限界に近づいている集落を「限界集落」という言葉で言うそうだ。そうした集落の数がじつに8,000以上にも及ぶと言う。まさに国土の崩壊状態に近づいているとも言える。そこには65歳以上のお年寄りが過半数を占める民家ばかりで、田畑は荒れ、山林の手入れも手つかずになっている。

 この限界集落になる大きな要因は、ダムなどの工事で村落の多くの住民が集団移転する。地元産業の閉鎖により人口が減少していく。そして過疎化により高齢化が進んだ結果として徐々に集落の消滅へと至るなど経済的要因以上に深刻な内情が伺われる。日本を世界に名だたる「美しい国」として外国からも賞賛されて来た大きな象徴が山村の田園風景であったはずだ。あの養老孟司さんが「都市化の限界」という本を書かれているが、自然破壊の最たるものが都市化であり、そこにはすべて経済効率という尺度で物事が図られ、それにそぐわない現象はすべて破壊の対象にされる。いま東京で行われている再開発などもつねにスクラップアンドビルトの連続である。その行き詰まる先は荒廃した都市や環境破壊の山となる。勿論、景観に配慮する余裕のないのが多くの都市と言える。

 人々の心も経済効率で追いまくられる結果、つねに不安と焦燥に駆られ犯罪も多くなる。他人を思いやる気持ちなど持てない競争社会があるだけであり、周りに関心が無いため都会の孤独死も数多く出ている。調和のある発展は望めないものだろうか?かって「均衡ある国土の発展」というキーワードが流行ったことがあったが、一極集中による弊害ほど実のない経済発展はない。諸外国の例を見ても、最近の日本ほどこの現象が際だっている国は珍しい。この点は企業と行政組織の配置やいま論議されている連邦制度などで国土全体に余裕あるインフラや経済メリットが配分できる構想が必要なのではあるまいか。

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