ペット

こんな癒しは困るんだけど

250pxstripedbarkscorpion 250pxredback_frontal_view           猛毒を持つとされるストライプバークスコーピオンとセアカドクグモ

 最近、51匹もの毒ヘビを自宅マンションで無許可飼育していた男が逮捕される事件があった。

しかし、「毒」には人を惹きつける何かがあるようだ。毒グモ、毒サソリなどいろいろ毒を持っている生き物はいるが、いずれもペットととして飼っている人もいるらしい。これについて、面白い新聞記事が出ていたので紹介して見た。

東京都内の爬虫類専門のペットショップには、実際に扱っている業者も数軒あるとのことである。ペットととして飼われることの多いクモのタランチュラなどはもともと毒性が弱いので、規制はないそうだ。インターネットの販売専門店は全国で20軒以上もあると言う。また、クモだけでも愛好家は1万人はいるそうだ。

会員制の団体の一つ、「日本タランチュラ協会」の会員の一人は「クモの養殖技術が進み、1匹数千円程度で安く入手できるようになったのも一因でしょう」と分析している。サソリやクモに関して、毒性の強い種類については外来生物法で、それぞれ飼育法が規制されていて都道府県知事の許可が必要とされる。

爬虫類ライターの冨永明さんは、「ルールを守り正しく飼うことが大前提。ただ、本当は安全だけれど、危険なものを持っているんだぞという優越感を感じられるのが魅力なのだ」と分析している。さらに早稲田大学の加藤諦三名誉教授は、「社会に対する無力感や不安、不満の代償です」と指摘している。「こうしたブラックペットと呼ばれる生き物を飼うことで、日常のストレスを解消できる人もいるんです」とも。

そうした中、「タラちゃん」と呼びかけている若いカップルが飼育ケースを覗き込んでいた。見ると毒グモのローズヘアタランチュラという生き物、こぶし大の赤茶色く毛むじゃらの体がキラキラと光っていた。

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