乾燥大麻
最近、有名大学で次々と大麻汚染で学生たちが摘発、逮捕されている。
慶応、同志社、法政などに始まり、今日は早稲田と来た。こういう犯罪であるにも拘わらず、大麻が若者に蔓延する背景には海外通販などで簡単に大麻の種が手に入るからで、合法的に入手できる現行法の抜け道があることが罪悪感の低下を招いている。
当の学生たちは何と言っているか、じつに言いたい放題のようだ。
「法律がおかしい」「マスコミは騒ぎすぎ」「大麻って、外国では合法でしょう。タバコよりは身体に悪くないらしい、日本の法律もおかしいのではないのか」「友達の家に遊びに行って、酒飲んでテンション上がれば勧められてみんな吸っちゃうよ。興味はあるんだから」などと罪悪感などどこ吹く風のような発言ばかりである。
大多数の学生は、今回の事件とは無関係でこの騒動を迷惑だと思っているに違いない。
逮捕された法政の5人の学生は、多摩キャンパスの校舎の個室でたばこの巻紙で巻く「ジョイント」と呼ばれている方法で吸引していたそうで、予約すれば誰でも使える図書館の窓もある個室を使っており、他の学生たちは口を揃えて「あんなところでやっているなんて思わなかった」と驚いている。また、関西大学では千里山キャンパスの正門が24時間開放されているのをいいことに工学部4年の男子学生が夜間に構内の中庭で大麻を密売していたことが明らかになっている。まるでヤクザまがいの堂々たる様子だ。
これは、先頃捕まった慶応の中村被告の裁判でのやり取りである。
裁判官「福沢諭吉の建学の精神は何ですか」 被告「勉学に励むことです・・・」と答えているが、「名門大学の権威と信頼に打撃を与えた責任は重い」として、被告に懲役6ヶ月、執行猶予3年の判決を言い渡した。「被告は事件で高い授業料を払った。人は誰でも失敗するが、それをどう生かすかが大切」と説諭し、被告は「申し訳ありません」とうなだれた。
いまや”大麻人気”とも言える若者の「種が簡単に手に入る」という言葉は、本当なのか?
インターネットで検索すると、あっけなく大麻の種の販売サイトが見つかった。<マリファナの種をオランダからあなたに!>と銘打たれたサイトは、現地の複数の店の「商品」が通販で買える仕組みになっているそうだ。大麻の種の輸入や所持は日本では合法である。しかし、無許可で種を発芽させて育てる「栽培」は大麻取締法違反で7年以下の懲役になり、それが営利目的だとするとさらに重くなる。サイトには「日本の法律では、大麻栽培免許を所持しない者が発芽させると犯罪になります」「大麻の種は、コレクション用品として販売しております」などと小さな字で注意書きしてあるそうだ。その一方で、<かなり長い持続的な強力なハイ><フルーティーな味と香り><手間いらずでよく育つので初心者にお勧め、3メートルまで成長、収穫期9~10月>などの文句もあるらしい。
警察庁のまとめによると、大麻の摘発件数は年々増加する傾向にある。
今年は6月までに約1200人が摘発されて、10~20歳代が半数以上を占める。ほかの薬物に比べて大学生が目立っているのが特徴だそうだ。何故、キャンパスに大麻が広がっているのか?始めるきっかけは、留学生などの外国人が大麻使用の超えさせる伝道師役となり、口コミなどで広がっていくケース、もう一つは「レイブ」と呼ばれる音楽の野外イベントでの使われるケースで当たり前みたいになっている。
学問を通して新しいことを吸収しながら、社会人への準備期間を過ごす大学時代に大枚をはたいて有名大学に入れた息子や娘が大学で覚えることが大麻だとしたら、親は泣くに泣けないだろう。慶応の事件では、学校関係者は発覚直後に「学生の良識を信じていた」と述べた。もはや、その良識なるものも通じなくなった現代の学生気質かも知れない。
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