食糧自給率の危機がある中で
その一方で、飽食の時代とも言われて、食べ残して捨てられている食品も大変な量になっている。また、食にまつわる不祥事や偽装事件が後を絶たない。いったいこれはどういう事なのだろう。この事について、いま読売新聞で特集記事が組まれているので読んでみた。
今日の記事の内容は、日本の賞味期限と諸外国のそれとの比較が出ていたが、あまりにもその期間が違うのに驚くとともにこれでは捨てられる食品も増えるはずだと納得できた。
かっては食糧難の時代を経て、年配者の多くはこんなに食べ物を粗末に扱うことはなかった。それが時代を経たいまでは、こうも粗末な扱いで捨てられている。
受給バランスがどこかおかしい。国そのものでは受給率が低下して危機が叫ばれていながら、個人の生活の中ではこうした大きな無駄が日夜際限なく行われている現実がある矛盾を感じた。もったいないと言う言葉がむなしく聞こえる。
例えば、生卵の賞味期限の比較では、日本ではパックされてから2週間が標準、アメリカは3週間、ブラジルやニュージーランドなどでは最長で35日にもなっていて大きく違いがある。その理由として日本は生食が多いからとの事が上げられている。しかし、全部が全部、生食で食べる訳ではなかろうにおかしい理屈だ。また、缶詰の試食実験では13年前のものでも十分食べられることがわかった。ちなみに缶詰の賞味期限はその殆どが3年になっているそうだ。
これらはみんな役所の基準で物事を決めて、国民もそれだけを頼りにしているからだろう。さらに、役所はその基準を生産者の視点で決めているのではないだろうか?
いまになって消費者庁をと言う声が出始めたが、かっての行政の基準は業界寄りで物事が決められていた。生産者側にしてみれば、多くを消費してくれて販売商品の回転率がよい方が経営上有利になること請け合いである。この慣習がいつまでも変わらなければ、消費者自らが自分の判断で的確な自己責任で行うより仕方ない。
消費者自身ももっと利口になり、何でも問題が起きてから噛みついたり、文句を言う前に自分たちでその制度をつくっていく気概をもつべきだろう。賢い消費者とは?そういう勉強会を全国的に広める必要がありそうだ。
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